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【新作】栄華の名残と祭りの準備 (Preparing Carnival With Their Glorious Eras)

◆「栄華の名残と祭りの準備 (Preparing Carnival With Their Glorious Eras)」...
栄華の名残と祭りの準備 (Preparing Carnival With Their Glorious Eras)
※HP上の掲載ページはこちら:

(ある旅行者の手記より)
「C.T.W.(Colour-Trash World、以下C.T.W.と表記)地域の南東の端、
熱帯雨林が拡がり
モンスーンの多いこの場所は、
羽鉛筆(※こちらを参照の事)達が
安全な運行の保証が出来ないとして
立ち入る事を嫌う為、
途中のターミナルで
ディーゼル列車に
乗り換えて行かなければならない。

且つてこの地で
栄華を極めていた
王国の遺跡が
木々の間に
点在するその傍らでは、
十数年前に投棄された
旧型のパソコンのディスプレイの中で
マングローブが生い茂っていた。
熱帯の木々の向こうにそびえ立つ
色彩処理工場は今日も
モクモクと虹色の煙を
吐き出し続けている。

沿線に浮かぶ雲の上では、
稲作が行われており、
年に二回もの収穫があるのだそうだ。
車窓からは雲の上の水田や
高床式の住居や倉庫が
並んでいる様子も
確認する事が出来る。
最近では線路脇で浮遊する
水の小惑星の外環の上でも
小規模ながら稲作が始まっているようだ。

すぐ側の村では
祭りが近い事から
人々は
特設の舞台を設置したり
飾り付けや準備に
追われているようである。
巡回公演でこの地に来ている
影絵人形劇団の劇団員達は
よろず屋で数日分の
食料の買い出しに来ている。
食堂の店先では
即席の屋台の上で調理した
料理を夕飯用に
買い求める人の姿が見られた。

惜しむらくは
窓の開かない空調完備の
有料特急列車では
こうした音や匂いや空気を
何一つ感じられないまま
その場所を
ただ通り過ぎてしまう事だった。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

(完成後に)B4(257×364)サイズ程に切り取った画用紙に
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
上々颱風の音楽を聴いていた時にふと
沖縄やタイ、インドネシア等のような風景を描いてみたい...と
思った事が切っ掛けでした。
...が、描き進めている内に結局いつも
描いているようなC.T.W.(Colour-Trash World)の世界と
大して変わらないような風景に
なってしまったかも知れません...。(苦笑)

ずっと「電車」ばかり描いておりましたが、
この絵では久々に「気動車」を描きました。
車両はタイ国鉄のASR形「スプリンター」
(※イギリスのClass 158をベースにした車両)をベースにして描きましたが、
乗務員扉や側面の行先表示機等、
C.T.R.(Colour-Trash Railway)の使用条件に
合わせたものにしました。
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テーマ : イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

【新作】移動ポストは待ってはくれない(The Moving Post Can't Wait)【「岩崎ミュージアム第444回企画展 Mytee Summit 2020 みんなでつながる絵を描こう!」展、終了致しました】

◆「移動ポストは待ってはくれない(The Moving Post Can't Wait)」...
郵便貨車は待ってはくれない(The Moving Post Can't Wait)
※HP上の掲載ページはこちら:

(ある旅行者の手記より)
「瓶詰の書斎の中に居を構える
意思ある羽ペンの作家は
今度出版する本の執筆に
熱心なあまり
期限ギリギリまで
原稿と向き合っていたようだ。

羽付きの速達封筒に原稿を入れて
一日に数本走る列車に
牽引される移動ポストの中に
投函しないと
締め切りまでに
大都市にある出版社の
編集者の手許に届かない。

書斎の向かいのドライガーデンでは
サボテンの惑星が
珍しく花を3つも咲かせている。
ここの植物の大半は
頻繁に水遣りをする
必要のないものばかりだからか、
ガーデンを管理するじょうろは
手持ち無沙汰のようだった。

近隣に住む人の話では
羽ペンの作家は
出版社が集まってはいるものの、
騒がしい大都市よりも
この場所に居る方が
創作意欲が湧くとの事で、
大層気に入っているそうだ。

折角だから、
移動ポストが行ってしまう前に
長い間投函しそびれていた
エアメールでも送る事にしようか。
鍵付きの日記帳にも
記していない
とっておきの物語に土産話。
うっかりすれば本心が
影になって白い壁面に
映し出されてしまう前に
投函してしまおうか。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

(完成後)A4(210×297)サイズ程に切り取った水彩紙に
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
街で見掛けたドライガーデンを見て、
ふと描いてみたくなったのが切っ掛けで、
又、比較的暗いテーマの絵が続いた事もあり、
久しぶりに明るめの絵を描きたくなった...と言うのがありました。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

横浜の「岩崎ミュージアム」にて
リモート展示と言う形にて参加させて頂きました、
「岩崎ミュージアム第444回企画展 Mytee Summit 2020 みんなでつながる絵を描こう!」展、
8月の10日に無事に終了致しました。
お越し下さった皆様、誠に有難うございました。

塗り絵@mytee summit 2020

また、会場ではこちらで公開していた線画塗り絵イラストを、
色鉛筆と共に(会場に)置いて頂いて、
来場者の皆様に塗って頂きました。
期間中、自分は会場に行く事は出来なかった(自粛していた)のですが、
塗り絵の方も来場者に楽しんで頂いたとの事で、
とても嬉しいです。

毎年、岩崎ミュージアムにて開催されている「Mytee Summit」、
今年は通常通りの開催...と言う訳には行かず、
自分も「リモート参加」と言う形での参加となりましたが、
このコロナ禍が一刻も早く収束する事を願うばかりです。

皆様も健康にはどうかお気を付け下さいませ。

テーマ : イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

【新作】切り取った空と引き替えの幸せな日々とそのすぐ側の忘れ物(The Skyscraped Happiness And The Lost Suitcase)【「岩崎ミュージアム第444回企画展 Mytee Summit 2020」、リモート参加しております】

◆「切り取った空と引き替えの幸せな日々とそのすぐ側の忘れ物(The Skyscraped Happiness And The Lost Suitcase)」...
切り取った空の向こうの幸せの色(The Skyscraped Happiness)(仮)
※HP上の掲載ページはこちら:

「あの街で切り取られた空の下、
その引き替えとして
幸せな暮らしを得た
人々の暮らす街の一角には
誰が忘れて行ったのか
判らないスーツケースが
置き去りになったまま。
不動産屋からは
事前に言われているだろうからか、
人々の間では特に問題に
なっている様子はない。

スーツケースの中身には
誰かの忘れ物。
大切な物の筈なのに
一体誰が忘れていったのだろうか。
それとも本当に忘れているのは
自分の方なのだろうか―

置き去りになっていたスーツケースは
いつしかアパートに改装されて
住人が住み着き始めていた。
スーツケースの中に入ったままの
忘れ物はどうなるのだろう。
人々はこの街と
あの街を行き来していく内に
今日も一体どれ程のものを
忘れていくのだろう。

いや、それもどうでもいい事か。
今の暮らしが幸せで
そして大切である事は
この街で暮らす誰もが
感じている事だから。
あの街で切り取られた空と
引き替えに手に入れた
幸せな暮らしなのだから。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

(完成後)A4(210×297)サイズ程に切り取った水彩紙に
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

現在、横浜の「岩崎ミュージアム」にて開催中の
「岩崎ミュージアム第444回企画展 Mytee Summit 2020 みんなでつながる絵を描こう!」展に
リモート展示と言う形にて参加させて頂いております。
※開催内容に関しましてはこちらをご参照頂ければと思います。
Mytee Summit 2020
※画像は岩崎ミュージアムの方からお送り頂いたものです。

また、HP上にも記載がなされておりますが....

・ご入館は予約制となります。(tel.045-623-2111 or museum@iwasaki.ac.jp 【要返信確認】)
・ご入場は1組2名様まで、1回の鑑賞時間は25分の入替制とさせていただきます。
・ご入館時に、検温、マスク着用、手指消毒、アンケートにご協力ください。

※次に当てはまる方はご来館をお控えいただけますようお願い申し上げます。
・発熱(37℃以上)、息苦しさ・強いだるさ、咳・咽頭痛等の症状がある方
・2週間以内に感染拡大している国・地域への訪問歴がある方
・感染もしくは感染の疑いのある方が身近にいる方

※上記事項は「岩崎ミュージアム」HPより抜粋しております。

現在、再び感染が拡がっておりますが、
感染等への十分な対策で、お出掛け下さいませ。

テーマ : イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

【ブックカバーイラスト】色彩運搬列車の走る街(The Industrial Train Coming To Town)

◆「色彩運搬列車の走る街(The Industrial Train Coming To Town)」(ブックカバー用イラスト)...
色彩運搬列車の走る街-駅前広場-

色彩運搬列車の走る街-目抜き通り-
※HP上の掲載ページはこちら:

(C.T.R.広報よりお報せ)
「お家で過ごす日々が続く昨今、
読書をされる方も
さぞ多いかと思われますが、
C.T.R.(Colour-Trash Railway)では
そんな皆様の為にブックカバーを
ご用意致しました!

C.T.W.(Colour-Trash World)では
お馴染みの色彩運搬列車が―
片側は本線から外れて
旅客列車の駅前広場を横切って
街に進入していく様子を、
もう片方の側は
街の目抜き通りで
一体何が運ばれてくるのか
興味津々な人々の注目を浴びながら、
色彩処理工場へと向かう様子の絵柄を
それぞれあしらっておりますが、
どちらの側が表紙に
なっていてもいいように
対応しております。

皆様の読書のお供にも
ゼヒともC.T.R.をご活用下さいませ!」

色彩運搬列車の走る街(The Industrial Train Coming To Town)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

B4(257×364)サイズのコピー用紙にボールペンで描いたもので、
ブックカバー用イラストとして描いたもの。

ちなみに、この色彩運搬列車の牽引機は
国見山鉱山専用線の電機(元南海ED5105形)を
参考にして描きました。

尚、上の画像を右クリックして
ダウンロードしてもお使い頂けますが、
2020年7月25日までの期間限定で、
より大容量のファイル(4.28MB、jpgファイル)を
こちらにアップロード致しましたので、
ダウンロードしてお使い頂ければと思います。
(※容量が大きめとなっておりますので、メモリ残量にご注意下さいませ)


※↓「色彩運搬列車の走る街【ブックカバーイラスト】ファイルダウンロードページ(2020年7月25日まで)
https://30.gigafile.nu/0725-d7a5394cc87f1c9746381e52c1fd95752

7月25日を以ちましてブックカバーイラスト
「色彩運搬列車の走る街(The Industrial Train Coming To Town)」の
ダウンロード期間は終了致しました。
ダウンロードして下さった皆様、誠に有難うございました。




色彩運搬列車の走る街-駅前広場-(実物)

色彩運搬列車の走る街-目抜き通り-(実物)
※色鉛筆で一部分を着色したものです。

ちなみに、文庫本サイズであれば
B5(182×257)サイズ程の大きさに合わせれば
丁度いいかと思います。

テーマ : イラスト
ジャンル : 学問・文化・芸術

【新作】にせものの海にもう灯台は光を照らさない(The Fake Ocean Will Never Lit Up By The Light House Again)

◆「にせものの海にもう灯台は光を照らさない(The Fake Ocean Will Never Lit Up By The Light House Again)」...
にせものの海にもう灯台は光を照らさない(The Fake Ocean Will Never Lit Up By The Light House Again)
※HP上の掲載ページはこちら:

「いつだって進むべき方向を
指し示していた灯台は
もう光を示さない。
ポッカリと口を開けた空洞や
真っ黒な旗の色が
物語るものが
今起こっている出来事の全てだった。

灯台の前で居座っていた
吠える声だけ大きい番犬ならば
守るものも守れずに今日も
誰かの犬笛に反応して
右往左往しているだけさ。

奇妙な果実の唄が
唄われたのは
大分昔の事だと思っていたのに
唄の中で唄われている出来事が
今尚繰り返されていると言う事は
誰にとっても周知の事実なのだろうか。

草むらと似たような色のカーテンで
カムフラージュされていた
書庫の入口が
今開かれているのだけれども、
今こそ読むべき本は
そこにあるのだろうか。

大海原に見立てた
青い絨毯の上を
ヨットの白いシルエットが
滑るように横切って行った。
にせものの海の幻に
流されたり
溺れたりするような事も
そうする必要も
きっともうないのだろう。

洪水に流され損ねた方舟の上では
新たな生命が芽吹いていた。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

(完成後)A4(210×297)サイズ程に切り取った水彩紙に
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
太平洋を臨む銚子電鉄の風景画像を見ていてふと
描きたくなった...と言うのが切っ掛けでしたが、
その上でさらにこの数か月の間の
出来事を元にしたものや
ふと思い浮かんだものも描き加えたりしております。

尚、キャプション文中の「奇妙な果実」についての唄は
この歌の事を指しております。

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ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

K-OZAWA

Author:K-OZAWA
・手描きによる都市や鉄道のイラストを描いています。
http://colourtrash.jimdo.com/

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